dmesg
読み:ディーメッセージ
外語:dmesg: display message

 UNIX系オペレーティングシステム(OS)で、カーネルのメッセージバッファーの内容を表示するコマンド。
目次

概要
 OSが起動してから以降、カーネル空間の処理でprintkを使用して出力されたメッセージは、メッセージバッファーに記録される。メッセージバッファーはリングバッファーとなっており、あふれることなく記録され続ける。
 メッセージバッファーは、OSによりその所在は異なる。(Android含む)Linuxの場合、起動してからのCPUの状態などを含むカーネル内情報から始まる。
 FreeBSDの場合、dmesgは大抵、プロセスの生き死にやicmp redirectなど面白くないもので埋め尽くされているが、Linuxにあるような起動時のログは/var/run/dmesg.bootファイルに別に記録されている。

特徴

Linux
 Linuxの場合、通常は /bin/dmesg として存在する。
 カーネル内でprintkを用いると、このリンクバッファーに書き込まれる。

Android
 Androidの場合は /system/bin/dmesg だが、/system/bin/toolbox へのシンボリックリンクとなっており、実行されるファイル名によって挙動を変えている。
 また、Androidでは、ユーザー空間用として別途logcatがある。

FreeBSD
 FreeBSDの場合、通常は /sbin/dmesg として存在する。

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