XML Path Language
読み:エックスエムエル-パス-ランゲージ
外語:XML Path Language
あるXML文書の特定の要素を指し示すための書式。略称のXPathで呼ばれることも多い。
概要
W3CがXSL策定の際に、その機能の一部として設計したものである。
XML Path Language自体はXMLアプリケーションではないことに注意。
バージョン
- XML Path Language 1.0
- 1999(平成11)年11月16日勧告。
- XML Path Language 2.0
- 2007(平成19)年1月23日勧告。
XML Path Language 1.0とは上位互換を保ったまま、データ型、演算子、関数の機能が大幅に強化された。
使用例
サンプルXML
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<signal>
<train line="水平線">
<aspect color="赤">停止</aspect>
<aspect color="緑">進行</aspect>
<aspect color="黄">注意</aspect>
</train>
<train line="三味線">
<aspect color="赤">停止</item>
<aspect color="緑">進行</item>
<aspect color="緑緑">高速進行</item>
<aspect color="緑黄" blink="blink">抑速</item>
<aspect color="緑黄">減速</item>
<aspect color="黄">注意</item>
<aspect color="黄黄">警戒</item>
</train>
<road>
<aspect color="赤">変わってから1秒くらいは進んでもよい</aspect>
<aspect color="緑">進んでもよい</aspect>
<aspect color="黄">進んでもよい</aspect>
</road>
</signal>
上記サンプルXMLに対するXML Pathの書式の例
- ルート要素singnal ‐ /signal
- ルート要素singnalの中にある要素すべて ‐ /signal/*
- ルート要素singnalの中にあるtrain要素すべて ‐ /singnal/train
- ルート要素singnalの中にあるtrain要素の1番目 ‐ /singnal/train[1] (0ではない)
- train要素すべて(親要素関係なし) ‐ //train
- aspect要素のcolor属性が「赤」であるものすべて ‐ //aspect[@color="赤"]
- train要素のline属性が「三味線」であるものすべての中で、aspect要素のcolor属性が「赤」のもの ‐ //train[@line="三味線"]/aspect[@color="赤"]
- ルート要素signalの中にあるtrain要素すべての中で、aspect要素のcolor属性が「緑」のもの ‐ /signal/train/aspect[@color="緑"]
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