XFS
読み:エックスエフエス
外語:XFS
SGIが開発し、同社のUNIX系OSであるIRIXや、Linuxなどで使われているジャーナリングファイルシステム。実装はGPLによるオープンソースソフトウェアである。
概要
オリジナルはIRIX用であるが、これがオープンソースであったため、Linuxなどにも移植され使われるようになった。
特徴
機能
次のような機能を有している。
- システムクラッシュ等からの迅速な復旧が可能でfsck(ファイルシステムの一貫性チェックや修復を行なうツール)が不要
- ジャーナリング
- ダイレクトI/O
- 領域の事前割り当て
- トランザクションレコード割り当て
- アクセスコントロールリストと拡張属性
- XDSMサポートに関するインフラストラクチャ
- 64ビットファイルシステムで最大1800Tバイトのディスクスペースや最大900Tバイトのファイル管理に対応
Linux
Linux用では、NFSサーバーサポート、ルートファイルシステムとLILOのサポート、mdとlvmパッケージによるソフトウェアの高速な統合、labelによるマウントとuuidによるマウント、などの特徴を持ち、かつIRIX環境下で作成されたXFSファイルシステムと互換性がある。
Linux用のファイルシステムとしてext2が最も普及していたが、巨大ファイル管理や対障害性などに欠点があったためXFSが注目を集めた。
再検索