U規格
読み:ユーきかく

 世界初の民生用(家庭用)VTRの規格。ソニー松下、ビクター等が1970(昭和45)年に発表した。
目次

沿革

概要
 それまで使われてきた業務用のVTRは全てオープンリール方式だった。
 U規格は民生用ということもあり、使いやすさを考慮してカセット方式を採用した。しかしテープ幅は3/4インチ(1.91cm)幅もあり、カートリッジ自体が非常に巨大だった。
 U規格は、当初対象としていた一般家庭には殆ど普及せず、1975(昭和50)年にソニーがBetamax、1976(昭和51)年にビクターがVHSを発表してからは完全に本来の存在価値を失ったが、画質はU規格の方が上であったことからその後は業務用途として細々と使われ続けた。

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