TraceMonkey
読み:トレースモンキー
外語:TraceMonkey
Mozilla Firefox 3.5から採用されたJavaScriptエンジン。
概要
Nanojitをバックエンドに使用し、JavaScriptをネイティブコードに変換して高速化するトレースJIT(Tracing JIT)技術である。
JavaScriptの実行をモニタリングし、繰り返し実行される箇所をピンポイントでネイティブコードに変換する。
特徴
高速化が成功した箇所は劇的な高速化が実現されるが、高速化可能な箇所は限られており、高速化できない場合との速度の開きが大きいという弱点がある。ゆえに、全域に渡る均一的な高速化という点では今ひとつとなっている。
このため、Firefox 4.0ではJ〓gerMonkeyを採用、Firefox 9からは型推論(Type Inference)技術が導入されたことを受け、遂にTraceMonkeyはその役目を終えた。
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