TSV
読み:ティーエスヴィー
外語:TSV: TAB Separated Value
タブ区切り値。
概要
データベースや表計算ソフトウェアのデータを、テクストファイルとして記録する方式の一つ。
項目(フィールド)をタブコードで区切り、レコードを改行で区切る。1行が1レコードとなり、1ファイルがデータベースの1テーブルとなる。
特徴
機能
いくつかのデータベースや表計算ソフトウェア等が対応する、デファクトスタンダードである。
但し、項目の属性などを保存する機能はない。保存されるのは実際のデータ内容のみである。
CSVとTSV
同様のものに、カンマでフィールドを区切ったカンマ区切り値(CSV)がある。区切りが違うだけで、機能は同じである。
対するCSVよりは人気が無さそうで、対応処理系も少なそうである。だが、CSVがなかなかMIME登録ツリーに登録されなかったのに対し、TSVはMIMEタイプ名「text/tab-separated-values」として速やかに登録されている。
ところがCSV派も黙ってはおらず、CSVは何とMIME登録のためにRFCが書かれ、TSVを一気に引き離したのである(TSVにはRFCがない)。CSV派は今頃、高笑いをして喜んでいることだろう。たぶん。TSV派の奮起が期待される。
書式
標準はないが、基本的に、次のように格納される。(TAB)がタブ文字、(CRLF)は改行文字とする。
AAA(TAB)BBB(TAB)CCC(CRLF)
DDD(TAB)EEE(TAB)FFF(CRLF)
その他の仕様については定かではないが、タブ文字そのもの、改行文字等を表現するため、CSVと同様に"による囲み機能が実装されるものと思われる。
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