PCI Express 2×16
読み:ピースィーアイ-エクスプレス-にかけるじゅうろく
外語:PCI Express 2x16

 PCI Expressのうち、2倍速(2×)で、かつ16レーン(×16)であるもの。
目次

概要
 PCI Expressの第二世代(Gen2)の一つである。
 2倍速の仕様は、PCI Express 2.0から登場した。
 なお、チップセットの性能説明で2×16と書かれている場合、×16(=1×16)が2スロット提供できる、という意味である場合がある。これと、PCI Express 2×16は全く意味が違うので注意。

特徴

速度
 片方向1レーンのベアラー速度(物理層速度)は5Gbpsである。16レーンあるので、16倍の80Gbpsとなる。
 8b/10b符号を使用しているため、片方向あたりの実質の転送帯域は片方向64Gbps、つまり8Gバイト/秒である。
 各レーンは双方向あるので、双方向合わせれば倍の16Gバイト/秒が有効帯域ということになる。

主な用途
 従来のPCI Express ×16では帯域が不足するような、ハイエンドのグラフィックカード用スロットとして使われると考えられる。

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