NUC
読み:ナック
外語:NUC: Next Unit of Computing
Intelが提唱した小型フォームファクターuCFFを採用した、小型PCのシリーズ名。
概要
NUCは手のひらサイズの小型筐体でありながらCore i3などIvy Bridgeが動作するため、注目を集めている。
初の自作向けPCキット製品は、2012(平成24)年11月に発売された、「DC3217BY」「DC3217IYE」。
特徴
価格
物欲が沸くが、小さいからといって価格は決して安いわけではない。小さいことが最大の特徴だが、その小型化のためには、様々な費用が掛かるとも言える。
NUC+ACアダプター+OS+mSATA接続のSSD+メモリーで、5万円以上の出費は必要となるだろう。
目的
無線LAN+Bluetooth 4.0対応の「Centrino Advanced-N 6235」(型番:6235ANHMW)を予めPCI Express Mini Cardに搭載したモデルもあるが、DC3217BYのように有線LANすらないモデルもある。
PCI Express Mini Card用の無線LAN/BT 4.0カードは3000円程度から市販されているので、未搭載のマザーボードでも搭載すれば済む話ではあるが、どのみちケーブルも大量に引き回す必要があり、ACアダプター必須であることから可搬性があるわけでもない。
その上で性能はノートPCに劣ることを考えると、需要はどこにあるのかといった点が一つの課題と言えなくもない。一般的なPCの代用には向いておらず、マニア以外が購入することは恐らくない。
NUCの用途は何かを考えた時、とにかくサイズが重要という分野には使えるかもしれない。小型なので自宅サーバーにしても邪魔にならないが、コストパフォーマンスは非常に悪い。
現実的には、プラモデルを組み立てる人にその理由を聞くことが無意味なのと同様で、NUCは組み立てることに意義があるのであって、それ以上でもそれ以下でもないとも言える。
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