NTFS 5.0
読み:エンティーエフエス-ごーてんゼロ
外語:NTFS 5.0: New Technology File System 5.0
NTFSのバージョンの一つで、Windows 2000で採用されたファイルシステム(ディスク管理方法)のこと。略称「NTFS5」。
概要
ファイルシステムとしてのバージョンは3.0で、正式には「NTFS 3.0」という。
但し、採用されたオペレーティングシステムのバージョンが5.0であることから、俗に「NTFS 5.0」「NTFS5」とも呼ばれ、これが公式にも通用している。
特徴
NTFS 3.0(=NTFS 5.0)は、Windows NTで実装されたNTFS 1.x系の拡張となるシステムである。
次のような機能が追加された。
- ディスククォータ ‐ ユーザー毎のディスク利用容量制限を実現する機能
- データの暗号化 ‐ ファイルを暗号化して第三者(システム管理者も含む)による参照を不可能とする機能
- スパースファイル ‐ 巨大なファイルを作成できるが、ディスク容量は必要な量しか消費しない機能
- マウントポイント ‐ パス名の延長上に別のボリュームを「接ぎ木」する機能
- 再解析ポイント(リパースポイント) ‐ UNIXのシンボリックリンクのように、任意のディレクトリに別のボリュームをマウントすることができる機能
- USNジャーナル ‐ ファイルに対する更新履歴の記録機能
- 分散リンク追跡 ‐ 途切れたショートカットを自動で追跡する機能
- ファイル圧縮機能の性能向上
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