JISキーボード
読み:ジスキーボード
外語:JIS Keyboard

 JIS規格の配列を採用した日本語キーボードのこと。
目次

特徴
 英文字配列は国際標準であるQWERTY配列と同一であるが、記号の配置などがASCII配列とかけ離れているのが特徴である。
 JISキーボードと呼べる規格は実は二種類ある(あった)が、今も生き残っているのは古いほうの規格である。
 具体的には次の規格である。
 後者は、区別のために「新JISキーボード」と呼ばれる。

新旧の差
 現在用いられているものは、かなキーが4段にまたがって配置されている仕様(JIS X 6002)である。
 1986(昭和61)年には全く違った配列でキーを3段に収めた仕様(JIS X 6004(旧JIS C 6236))が公開され、JISはこの配列を普及させようと試み、またワードプロセッサーメーカーもそれに応える形で多くの機種で採用した。
 しかし結局その試みは失敗に終わり「使用実態がないため廃止する」として1999(平成11)年3月20日付でJIS X 6004は廃止されたのである。

補足
 このJISキーボードの主要な点を採用したOADG仕様としてOADG109Aキーボードがある。
 このキーの配列については、JIS X 4064:2002「仮名漢字変換システムの基本機能」付属書2付図1「OADG109A型キーボードのキー配列」で定義されている。

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