ISO/IEC 9899:2011
読み:アイエスオウ-アイイースィー-きゅうはちきゅうきゅう-にーゼロいちいち
外語:ISO/IEC 9899:2011
ISO規格によるC(ISO C)の第三版。俗に「C11」と呼ばれる。仕様策定中は「C1X」と呼ばれていた。
概要
日本規格は、JIS X 3010だが、この版に対応するものは出版されていない。
全面的な改訂により、C++からの逆輸入なども行ないながら、近代的な機能が取り込まれている。
仕様書の価格はCHF 338.00で、日本円にして約28,000円。
特徴
主な仕様変更は次の通り。
- C++との互換性確保
- 標準化されたalignment指定
- 無名構造体と共用体
- マルチスレッド機能
- ISO/IEC TR 19769:2004に基づくUnicodeサポート
- char16_tやchar32_tの対応
- それぞれの直定数の書き方の追加(u""やU"")
- 浮動小数点型の特性を調べるマクロや静的アサーション機能の追加
- 範囲チェック関数の追加
- 新予約語_Static_assertの追加(C++のstatic_assertに相当。<assert.h>をincludeするとstatic_assertも定義される)
- Microsoft C/C++で導入されていた、xxx_s系関数の追加
- ついで、gets関数の廃止
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