GIGAMO
読み:ギガモ
外語:GIGAMO
富士通とソニーの開発した、大容量の光磁気ディスク(MO)。
概要
従来の128/230/540/640Mバイト3.5インチMOとの上位互換を持ちながら、更なる大容量を実現した。
1998(平成10)年11月5日発表の最初のGIGAMOは1.3Gバイトの容量があり、2001(平成13)年3月21日発表の後継では2.3Gバイトの容量を実現した。
特徴
媒体
媒体のカートリッジサイズは、従来の3.5インチMOと同じ。
- カートリッジサイズ: 90mm×94mm×6mm
- ディスク直径: 86mm
- 基板厚: 1.2mm
- トラックピッチ: 0.90μm(1.3G時)、0.67μm(2.3G時)
- ビット長: 0.29μm(1.3G時)、0.233μm(2.3G時)
- 容量: 1.3Gバイト・2.3Gバイト
記録密度
セクターサイズは540/640MバイトMOと同じ2,048バイトである。
トラックピッチはISO/IEC 15041(540/640Mバイト)で1.10μmなのに対し、1.3Gバイト時は0.90μm、2.3Gバイト時は0.67μmで記録する。
1.3Gバイトまでの全MOはランド記録だが、2.3GBはランド・グルーブ記録となっている。
磁気超解像(MSR: Magnetically induced Super Resolution)と呼ばれる技術を使用し、磁気で隣接のビットをマスクすることで光学限界以上の微細な磁気情報を読み取ることを可能とした。
また同じヘッドで従来のMOの読み書きも可能で、将来的には3Gバイトまで、光学系技術が進化すれば5Gバイトまで容量が増やせるといわれる。
その他
転送速度は5.92Mバイト/秒(5Mバイト/cBeat)を実現している。
通常のMOやCD等が内周から記録開始するのに対し、GIGAMOは外周より記録開始するという特殊な仕様になっている。
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