Gコード
読み:ジーコード
外語:G code
ジェムスター社の開発した圧縮コード技術で、テレビのチャンネルと放送時間を1〜8桁の数値にしたもの。
概要
主としてビデオ録画に用いられ、近年の新聞や雑誌のテレビ番組表には必ずといってよいほど掲載されている。
但し、この番号の作り方、復号の仕方などの一切は非公開であり、その詳細は定かではない。
現在は有志により解析が進められ、インターネットにおいて、様々な解析結果が公開されて、その大まかな部分が徐々に明らかとなってきている。
特徴
含まれる情報
視聴率の高い局・視聴率の高い時間帯を優先して桁数を少なくし、それと反対の条件では桁数を多くするという方法で情報の圧縮を行なっている。
Gコードが持つ情報は、次の四種類である。
- 放送日(1〜31)
- 放送開始時刻(00:00〜00:59、基本的には5分単位)
- 放送時間(5分〜480分、基本的には5分単位)
- 放送チャンネル(1〜99)
日付については日のみしか含まないため、コードを利用する日から一ヶ月間について有効となる。日が当日より小さければ来月、大きければ今月として扱う。
チャンネル
チャンネル番号は1〜99までが用意されているが、これは放送用のチャンネル番号とは直接関係がない。これは「ガイドチャンネル」とも呼ばれている。
例えば、NHK総合の場合、東京タワーから発信される地域は1chなのに対し、生駒山から発信される大阪エリアでは2chである。しかし、Gコードとしては「NHK総合」という単位に対して番号を与えているため、実際の放送チャンネルが違っていても全国でGコードは共通となる。
従って、Gコードを利用する前には、ガイドチャンネルと実際のチャンネル番号を対応付ける必要があり、これがGコード対応ビデオデッキを利用する際に最初に必要となる初期設定である。
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