電卓戦争
読み:でんたくせんそう
1960年代後半から1970年前半に行なわれた電卓の乱売競争のこと。世界の産業史上、最も激しい値下げと量産化が行なわれたと言われている。
概要
この戦争には50社以上のメーカーが入り乱れたが、最終的に生き残ったのは小型化に定評のあったカシオや、世界初の液晶電卓を開発したシャープを筆頭とする日本の数社だけであった。
なお、1964(昭和39)年の電卓の値段はシャープのトランジスタ電卓CS10-Aが53万円であった。しかし10年後には価格が1,000円を割ってしまったのである。
特徴
この電卓戦争に生き残るためにマイクロプロセッサーが開発された。
また液晶も電卓で使うために開発されたようなものであり、太陽電池も電卓で本格的に採用された。
再検索