結合テスト
読み:けつごうテスト
外語:CT: Combined Test
プログラムテストの一つで、複数のプログラムを平行あるいは同時に稼働して行なう動作検証。
概要
単体テストが終わると、次にこの結合テストが行なわれるのが一般的である。
プロセス間の交信が正常に行なわれるか、発行した制御要求が制御先に正常に伝わり正常に動作しているか、あるプロセスの書き出したファイルを別のプロセスで読み込めるか、といったような、複数の処理の連携が正常であるかどうかがテストされる。
特徴
品質確保
品質の良いプログラムを作るためには、よく動作確認をすることが必要である。そのため結合テストでも、単体テストのときと同様に結合テスト仕様書というものを作り、ここでテストする項目を決める。
結合テストでは既に単体テストは全て合格している前提であるので、単体テストと同じ検査は必ずしも実施しない。実質的に同等の検査はされるが、その粒度が異なる。
従って、試験の項目数は単体テストよりも少なめとなるのが一般的であるが、その代わり試験一つあたりの密度は濃い。一つの結合試験の項目を合格させるためには、関わる全ての処理の単体試験を再実行していることに等しいからである。
テスト項目数
結合テストにおけるテスト項目数の目安は、経験的にソースコードの行数の1/40程度かそれ以上(25件/kStep以上)とされている。
一般的な開発を例にすれば、機能ごとに担当者(やチーム)が割り当てられ、担当者(やチーム)は機能ごとに結合テストを実施することになるが、一般的な機能なら結合テスト項目数は10〜30個程度以上は用意するのが業界標準である。
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