地球シミュレータ (第3世代)
読み:ちきゅうシミュレータ
外語:the earth simulator
3代目の
地球シミュレータ
で、並列ベクトル演算機(
スーパーコンピューター
)。2015(平成27)年6月に本格稼働が開始される。
目次
概要
仕様
基本情報
ハードウェア
性能
特徴
OS
CPU
ストレージ
概要
気象変化のシミュレートなどを目的に、海洋科学技術センター(JAMSTEC)と日本電気(
NEC
)が神奈川県横浜市金沢区の海洋科学技術センター横浜研究所内のシミュレータ棟に建設した
スーパーコンピューター
である。
第2世代
の後継機として開発され、2015(平成27)年5月25日に記者会見で発表、2015(平成27)年6月より運用を開始するとした。
従来機より更に計算能力が向上したことで膨大な演算を可能とし、さらに複雑なパラメーターを扱ったり、大規模なシミュレーションを、現実的な時間で処理可能とした。地球環境問題、地殻変動、地震発生機構の解明、津波被害予測への貢献などが期待されるとしている。
仕様
基本情報
開発年: 2015(平成27)年
メーカー:
NEC
プロセッサー数: (未確認)
性能(公称): 1.31PFLOPS
ハードウェア
CPU(ノードカード)
クロック: (未確認)
コア数: 4コア/CPU
ベクトル性能: 64GFLOPS/コア、256GFLOPS/CPU
メモリー容量: 64Giバイト
ノードモジュール
CPU数: 2 (ノードカード×2)
筐体
ノード数: 64ノード/筐体
システム
筐体数: 80
ノード数: 5,120
演算性能: 1.31PFLOPS
総メモリー容量: 320Tiバイト
性能
ES3は、NECが2013(平成25)年11月に発表したベクトル型スーパーコンピューター「SX-ACE」をベースとして開発された。
ES3は全部で80筐体からなるが、初代ESの性能は筐体2つ半程度で実現できる。
特徴
OS
SXシリーズ用のSUPER-UXが使われている。
CPU
CPU上は銅で覆われており、不凍液で液冷する。ES2まではCPUは空冷だった。
CPUは液冷化されたが他は空冷のままなので、轟音の空冷音は相変わらずであり、至近では会話が不可能である。
ストレージ
次のようなものが存在する。
13.5Piバイトのワーク領域
ストレージ
ホーム領域 87.6TB
データ領域 4.7PB
データ用大容量ストレージ(MSS) 17PB
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