リードソロモン符号
読み:リードソロモンふごう
外語:Reed-Solomon code
誤り訂正符号の一つ。RS符号とも。
概要
I.S.ReedとG.Solomonにより、1960(昭和35)年に考案された
BCH符号の一種で、複数ビット(広義のバイト)単位で誤り訂正をするのが特徴。このため、集中して発生するバースト誤りに有効で、バースト誤りが発生し易いテープやディスクにおいて広く使われている。
誤り訂正能力はバーストエラーの長さより長い単位で処理している時に発揮される。そのため、各媒体の特性に合わせ、テープ媒体の場合はダブルで、ディスク媒体の場合はクロスインターリーブさせて使用する。
特徴
数学的に高度な誤り訂正能力を持つことが証明されており、様々な応用がある。
CD、DVD、DCC、ハードディスクドライブなどの媒体、ADSLなどの通信誤り訂正でよく使われている。
ハミングコード(ハミング符号)よりも誤り訂正能力に優れるが、複雑な演算が多く使われているため処理時間が多く掛かるという難点もある。
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