バッファーアンダーラン
読み:バッファーアンダーラン
外語:buffer underrun
CD-Rの書き込み時において、バッファー上に蓄積されるデータが、必要量に対して不足していること。及び、それによって生じる不具合のこと。
意味的にはバッファーアンダーフローと同等だが、CD-Rなどへの書き込み処理で発生する問題は「バッファーアンダーラン」と呼ばれ区別されている。
概要
かつてCD-Rの書き込み時には、その書き込み速度以上の速度でバッファー内に書き込むべきデータを格納する必要があり、CPUの処理速度などを多く必要とした。
なぜなら、CDは螺旋状に連続して記述するフォーマットになっている(レコードと同様、最初から最後までが一本の線になっている)ため、書き込みは一定単位(ディスクまたはトラック分)で連続して行なわねばならかったからである。
もしバッファーアンダーランが発生すると、それ以上の書き込み処理が不可能となり停止してしまい、もってメディアを破損してしまった。
解決技術
CD-Rの書き込みには、バッファーアンダーフローを起こさないだけの処理速度がCPUに求められてきた。
その後、遅いCPUでも処理が可能なようにBURN-ProofやJust Linkと呼ばれる技術が開発され、万一バッファーアンダーフローが発生してもメディアの破損だけは免れるようになった。
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