デバイスツリー
読み:デバイスツリー
外語:Device Tree
周辺デバイスハードウェアのパラメーターを、階層化された文字志向のファイルに記述するためのデータ構造。
概要
通常は、ハードウェアの違いごとにソースファイルを書き換えるというハードコーディングがなされる。
これに対して、デバイスツリーではハードウェアの違いを別の記述言語で記述し、コンパイルしてバイナリ化したものをプログラムのバイナリと共にマージする。
特徴
初期化処理や制御処理で、直接プログラムに制御処理を書くのではなく、このデータを読み取ってその内容を用いるように処理が書かれる。
Linuxカーネルなどで採用されており、特に組み込み分野、例えばCPUは同じでも周辺機器が各々異なるAndroid(ARM版Linux)などでは、デバイスの設定をデバイスツリーで実施するようになっている。
これによりソースリスト内にパラメーターを埋め込まずに済み、従ってソフトウェアのハードウェアへの依存性が減少することになるため、ソースリストの汎用性を高めることができる。
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