ゾーン10進数
読み:ゾーン-じっしんすう
10進数のコンピューター上での表現方法の一つ。
概要
1バイト(通常は8ビットだが、異なることもある)に、1桁の10進数を格納できる表現方式である。
つまり、例えば4桁の10進数を表現するのに4バイトが必要である。
各バイトは二つの領域に分かれており、1バイトが8ビットの場合、上位4ビットが「ゾーン」、下位4ビットが「桁」となる。
特徴
ゾーン
末尾以外のゾーンは、それが数字の文字であることを表わす番号が入る。
- EBCDICでは、数字の0〜9は0xF0〜0xF9なので、ゾーンは 1111 (0xF) とする
- JIS X 0201では、数字の0〜9は0x30〜0x39なので、ゾーンは 0011 (0x3) とする
つまり、数字文字の文字コードがそのまま書かれている。
符号
10進数の符号(正または負)は、最下位バイトのゾーン部分で表現される。
ゾーンの数字を何にするかはCOBOLの実装ごとに様々であり、互換性が低い。
IBMの汎用機では、次のようにする実装が多い。
- 1101 = 負符号 (16進数でD)
- 1111 = 正符号 (16進数でF)
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