セグメントエラー
読み:セグメントエラー
外語:segmentation fault
セグメント(プロセスに割り当てられたメモリー範囲)を超えた範囲に読み書きした際に発生するエラー。セグメンテーションフォルト。
概要
このエラーは様々な場面で発生するが、原因の検出が難しいことも多い。
エラー発生時にはSIGSEGVシグナルが送信される。標準の動作はコアダンプであり、「セグメントエラー(coreを出力しました)」などと表示して止まる。
特徴
不正なポインターへのアクセス
配列などを定義し、その配列サイズを超えるようなアクセスをしたときに発生する。
しかも問題は、数バイト程度超過して書き込んでもセグメントエラーにならないことがあり、しかしヒープ等の内部管理は破壊されていて誤動作を引き起こす。
int main()
{
int i, buf[10];
for(i = 0; i <= 20; ++i)
{
buf[i] = i;
}
}
動作結果は次の通り
> ./a.out
セグメントエラー(coreを出力しました)
strcpyなどの関数で、バッファサイズを超えて長い文字列を複写したような場合も、同様である。
スタックオーバーフロー
再帰呼び出しが無限ループに陥ってしまったなどの時にスタックが枯渇し、スタックオーバーフローが発生する。
int hoge()
{
hoge();
}
int main()
{
hoge();
}
動作結果は次の通り
> ./a.out
セグメントエラー(coreを出力しました)
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