CVE-2012-3511
読み:スィーヴィーイー-にーゼロいちに-さんごーいちいち
外語:CVE-2012-3511

 Linuxカーネルに存在した脆弱性の一つ。解放後使用の脆弱性。
目次

概要
 MITRE社の脆弱性情報データベースCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)に登録されている脆弱性の一つ。
 これは、madvise_remove()処理の欠陥により、ログイン可能な一般ユーザーによりサービス運用妨害(DDoS攻撃)が可能というセキュリティホールである。

特徴

問題

原因
 madvise_remove()は、munmap(VMAの解放後使用)またはclose(構造体の解放後使用)の問題がある。
 このため、一般ユーザーがシステムをクラッシュさせたり、また、潜在的にこの欠陥は一般ユーザーが管理者権限を得ることを可能としている。

修正
 madvise_remove()関数の実装の修正。
 「mm: Hold a file reference in madvise_remove」と題されている。

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