FM TOWNS
読み:エフエムタウンズ
外語:FM TOWNS: Fujitsu Micro Towns

 富士通が開発したマルチメディアパソコンFM-Rの後継機種であるが、FM-7シリーズのように、AV機能を充実させている。教育分野やホームユースを対象としていた。キャッチフレーズは「パソコンが変わる。FM TOWNSが変える。」。
 初代FM TOWNSは1989(平成元)年2月発売で、CPUに80386の16MHzを搭載した。OSとして独自仕様のTOWNS-OSが用意されていた。
 当時のPC-9801は縦400が標準だったのに対し、あくまで480という、VGA仕様であったこともFM TOWNSの大きな特徴であった。当時はまだ先進的だったCD-ROMが全機種に搭載され、加えて8チャンネルのPCM音源と6チャンネルものFM音源を搭載するなど、徹底的なマルチメディア指向も特徴で、マウスとゲームパッドが標準だったことも特筆に値する。
 後の機種にi486やPentium搭載機があり、最終的にWindows 3.0/3.1/95も動作した。
 1993(平成5)年2月16日にはFM TOWNS MARTYというCD-ROMプレイヤーともゲーム機とも付かない不思議な機種が発売された。キャッチフレーズは "マーティーにチャンネルを合わせろ"。
 

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