Android 4.1
読み:アンドロイド-よんてんいち
外語:Android 4.1

 Androidのバージョン4.1であり、10番目のリリースのうちの1番目のこと。コードネーム「Jelly Bean」。
目次

概要
 Android 4.0の問題点や不評な点を改善したバージョン。2012(平成24)年6月27日の開発者向けイベント「Google I/O」で発表された。
 最初の端末は、ASUSのタブレット端末「Nexus 7 [2012]」である。また、Googleが開発した球形のメディアプレーヤー「Nexus Q」(発売中止)にも搭載予定だった。

特徴

新機能

改善点
 Android 4.0の問題点や不評な点を改善したバージョン。
 バターのような滑らかな動作を実現する「Project Butter」などの新機能が搭載された。
 また、双方向テクストに対応しアラビア語などでの最適化の他、新たな言語にも対応した(カナラ語、テルグ語、マラヤーラム語)。

仕様変更点
 Android 4.1(JB)では、Android 4.0(ICS)まであったTouchEventに制限をかけるような設定がなくなった。
 JBからの新機能として、Choreographerと呼ばれるVSYNCと同期して画面更新を行なう機能が追加されている。
 またVSYNCのタイミングにタッチを同期させるだけではなく、画面が更新されるタイミングで指の位置を予測することで、タッチの待ち時間を軽減する機能が追加されている。
 VSYNCは約16.7ms間隔(60fps)で出力されるが、これよりイベントが多い場合は描画処理にて消費されず、Pending Eventとしてキューに格納されることになる。イベントの消費がフレーム更新に依存する仕様となったため、JB以降で反応速度を向上させたい場合は、イベントの出力数を抑える必要がある。

その他変更点

Adobe Flash
 Adobe Flashは、遂に廃止された。
 Androidは、パーソナルコンピューターなどと同様にHTML5に力を入れている。

補足

一覧

APIレベル

カーネル
 機種により異なるが、MSMを使っている機種ではLinuxカーネル 3.4となっている。

イースターエッグ
 Jelly Beanシリーズで共通するイースターエッグがある。詳細はJelly Beanを参照。

技術

新Package

新Interface/Class/Exception

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