10000年問題
読み:いちまんねんもんだい
外語:year 10000 problem
西暦10000年に発生する様々な問題、時限爆弾の総称。Y10Kは16進でYAKとも書く。
概要
20世紀、人類はコンピューターという技術を得るが、西暦を2桁で処理していたために20世紀末には2000年問題に悩まされることになる。
結論として一般的な解決手法は西暦を4桁とすることである。現在、2000年問題を克服した多くのソフトウェアの実装は、年号を4桁まで対応させることとしている。
特徴
先送りの問題
この修正は確かに次の約8000年間(西暦9999年まで)の年号表記を保証し、その時には誰も現在のプログラムは使用されていないものという前提がある。しかしこれは全く誤った理論であり、現在の2000年問題へと繋がる怠惰なプログラミングの習慣であるといえる。
西暦10000年には誰もが現在のプログラムの消滅を仮定しているが、2000年問題の発生の歴史を見れば、その考え方が誤っていることは自明である。
年号を4桁で表現することは、確実に10000年問題を引き起こすプログラムへと繋がる。2000年問題の解決に西暦を4桁としたことは、単に問題を8000年後に先送りしたに過ぎないのである。
解決方法
問題発生は、約8000年後に迫っている。このため、今から心配で夜も眠れない人がいても不思議ではない。
これを解決する方法として手法の標準化を行なっているのが、RFC 2550というジョークRFCである。
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