静的ライブラリ |
辞書:電算用語の基礎知識 プログラミング用語編 (PTPROGY) |
読み:せいてきライブラリ |
外語:static library |
品詞:名詞 |
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概要 |
実際には、単なるオブジェクトの集合体である。
古くから使われており、ライブラリアンによって簡単に作ることができる。
ライブラリに含まれる関数(ライブラリ関数)を用いるときはリンクする際に静的ライブラリを使用し、必要な処理は実行ファイルの中に埋め込む。
特徴 |
長所と欠点 |
単純で高速だが、ライブラリにバグがあった場合、ライブラリを更新したあとプログラムをコンパイルしなおさないとならず、手間となる。
また実行ファイルも大きくなりがちで、その上、同じ処理が多くの実行ファイルに散在することになり効率が悪い。
このため、現在では静的ライブラリの利用は減ってきている。
但し、コンピューターの管理を行なう上では、静的リンクを行なわなければならない場合もある。
インストール時や/usrのドライブをチェックする場合など。
共有ライブラリ等にウイルスが侵入している可能性があるため、共有ライブラリに依存するコマンドを利用してはいけない。
MS-DOS/Windows |
ソースリストがアセンブル/コンパイルされると、慣習として「.obj」という拡張子を持ったファイルが作られる。
これをライブラリアンでライブラリ化すると、同様に「.lib」という拡張子を持ったファイルが作られる。これが静的ライブラリである。
Linux |
ソースリストがアセンブル/コンパイルされると、慣習として「.o」という拡張子を持ったファイルが作られる。
これをライブラリアンでライブラリ化すると、同様に「.a」という拡張子を持ったファイルが作られる。これが静的ライブラリである。
リンク |
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