最終バックアップ (媒体) |
辞書:電算用語の基礎知識 ソフト用語編 (PYSOFT) |
読み:さいしゅうバックアップ |
品詞:名詞 |
最後に頼ることになるバックアップ媒体や、そのようなバックアップ作業を実施すること。
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迫りくる危機 |
例えば、銀行の口座情報などは、毎日、何重もの念入りなバックアップ作業が行なわれている。
しかし、磁気媒体、光磁気媒体、相変化媒体などコンピューター用記録媒体は様々あるものの、どれ一つとして故障しない、消失しない保証などは、存在しない。
機械はいつかは壊れ、またデータはいつかは消えるのである。
解決法 |
さて、世にはマーフィーの法則というものがあり、不幸は重なるのが定めである。必要なときに限ってコンピューター用記録媒体はことごとく天寿を全うし、役に立たないものなのである。
そこで登場するのが「最終バックアップ」媒体である。記録密度が低く嵩張るという難点はあるが、極めて信頼性が高く、比較的保存性が良く、そして現役の記録媒体としては最も歴史が長い信頼ある記録媒体、すなわち「紙」である。
全データは定期的に連続紙に出力され、最悪の事態発生時にはOCRでシコシコ読み取って用いることになる。
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