午後のこ〜だ
読み:ごごのコーダ
Windows用の
mp3エンコーダー
の一つ。
GNU
LGPL
で配布されている。
目次
概要
特徴
名前など
最新技術対応
音質
特許問題
エンコードエンジン
概要
LAME
をベースにして、
エンコード
速度が可能な限り早くなるようなチューニングが行なわれている。
また、一部のオプションが簡略化されたり、自動設定で行なわれるようになって使いやすくなっている。
特徴
名前など
名前の由来はmp3の隠語をあらわす「
午後3時
」と「午後の紅茶」と「エンコーダー」を掛け合わせたことから。
起動時に
猫耳
の
女の子
が出てきたのも特徴(現在は
メイド服
の女の子)。
SSTP
との通信機能も備えている。
最新技術対応
MMX
、
3DNow!
、
SSE
、
SSE2
、
Enhanced 3DNow!
、
マルチプロセッサー
といった最新技術にいち早く対応し続けてきた。
そのため、新しいCPU規格ができるたび、午後のこ〜だのバージョンアップが待ち望まれ、登場するやいなやベンチマークテストに使われたという逸話を持つ。
音質
午後のこ〜だver.2までは速度優先で音質の評価があまり高くなかった。そのため、午後のこ〜だで
エンコード
されているファイル(特に低ビットレートのもの)を極度に嫌う人もいる。
ver.3以降は速度と音質のバランスが取れているとしてそれなりに評価がある。ver.3では大幅に機能がアップし、ベンチマーク、ライン入力録音などが追加された。
特許問題
もともと午後のこ〜だは
学術研究用
という名目で配布されていたことから、特許の問題はクリアできると考えられていた。
しかし、実際には明らかにそれ以外での使用形態が多く、2001(平成13)年1月7日に一旦バイナリコードの配布が停止され、
ソースコード
のみの提供となった。
その後、ver.3を配布するにあたって、
インストーラー
にソースコードとコンパイラーを内蔵することにより、バイナリコードを配布しないという抜け道が取られるようになった。
エンコードエンジン
コーデック
はGOGO.DLLというライブラリ、またはGOGO.EXEというWin32コンソール版として提供されている。
ソフトウェアとしての午後のこ〜だ自体がこれを用いるのはもちろんのことだが、他のフリーソフトウェアなども、このDLL等に対応したものがある。
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