加藤智大 |
辞書:電算用語の基礎知識 技術用語人物編 (TYMAN) |
読み:かとう-ともひろ |
外語:KATO^ Tomohiro |
品詞:名詞 |
秋葉原で無差別殺傷事件(秋葉原通り魔事件)を起こした主犯。殺人犯、死刑囚。
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個人情報 |
死刑執行により東京拘置所にて没。満39歳没。
沿革 |
特徴 |
事件前 |
青森県で生まれ育ったが、犯行当時、仕事の関係で静岡県裾野市のワンルームマンションで一人暮らしをしていた。
関東自動車工業東富士で、塗装部門の検査などを、日研総業(東京都大田区)の派遣社員としてしていた。
その後リストラに遭い、凶行に至る。
事件 |
2008(平成20)年6月8日、「秋葉原通り魔事件」を起こす。
事件当時はソフマップがあった、中央通りと神田明神通りの交差点の赤信号に2トントラックで突っ込んだ。神田明神通りを西から東方向(秋葉原駅方向)に走らせ横断中の歩行者5名を撥ね飛ばし、うち3名死亡。
交差点を渡ったところでトラックを降り、中央通りで、持っていたナイフで歩行者、警察官など14名を次々に刺し、うち4名死亡。
結果、7名を殺害し、10名に重軽傷を負わせた。
裁判 |
地裁 |
事件の凄惨さから、死刑を免れるのはおよそ不可能な状況での裁判となった。
犯行後、加藤は精神病を自称したが、精神鑑定で「責任能力あり」との結果が出されたため、勾留期限の2008(平成20)年10月10日、東京地検は加藤を殺人罪、殺人未遂罪、公務執行妨害罪、銃刀法違反の罪で起訴した。
2011(平成23)年3月24日、東京地方裁判所・村山浩昭裁判長は、求刑どおり死刑を言い渡した。その後、加藤智大被告の弁護士が、判決を不服として2011(平成23)年3月31日に東京高等裁判所に控訴した。
控訴審 |
弁護側は「死刑は避けるべきだ」「犯行状況の記憶に欠落があることなどから、何らかの精神障害で心神喪失か耗弱(こうじゃく)だった疑いがある」などと主張していた。
控訴審は2012(平成24)年6月から始まったが、加藤被告は一度も出廷せず、被告人質問も実施されないまま結審、控訴審判決公判が2012(平成24)年9月12日に東京高裁で開かれ、飯田喜信裁判長は1審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。弁護側は、従来からの「被告人は精神障害の疑いがある」との主張で2012(平成24)年9月25日、最高裁判所に上告した。
上告審 |
弁護側は「被告が利用していた掲示板サイトに被告の偽物が現われ、強いストレスを受けた」「このため事件当時は急性ストレス障害だった可能性がある」などと主張。「被告は事件当時、心神喪失もしくは心神耗弱だった疑いがある」として極刑回避を求めた。
検察側は「完全な責任能力を認めた判決に誤りはない」として死刑の維持を求めていた。
2015(平成27)年2月2日、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は1、2審判決を支持し、弁護側の上告を棄却した。これにて死刑が確定した。
死刑執行 |
古川禎久法務大臣は死刑の執行を命じ、2022(令和4)年7月26日午前、東京拘置所にて死刑が執行された。
事件から14年、死刑確定から7年余りが過ぎての死刑執行であった。
リンク |
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