ヘッダー
読み:ヘッダー
外語:header

 情報やファイルの先頭に付けられている、その情報の素性などを表わす部分。末尾の音引きを略して「ヘッダ」とも。
目次

概要
 ファイル、あるいは電子メールネットニューズ記事を始め、電子計算機が扱うデータの先頭には大抵書かれている。
 こういった情報は、ファイルの先頭ではなく末尾でも構わないはずだが、処理のしやすさ等から、圧倒的に先頭にヘッダーとして用意する例が多い。
 ヘッダーの無いデータだけのファイル、というものも様々存在するが、ある程度の汎用性を意図したデータにはヘッダーが付いているのが通例である。

特徴

電子メール
 電子メールの場合、それはメールヘッダーと呼ばれる。
 送り主や送信相手の名前やメールアドレス、標題、送信日時などの情報がここに書き込まれる。
 時に、X-Moeなどの情報を含むこともある。

ファイル
 ファイルに付けられたものはファイルヘッダーと呼ばれる。
 ここに、そのファイルに格納されたデータに関する各種の情報が置かれる。形式はファイルの種類によって異なる。
 また、そのファイルが何であるかを表わすため、一番先頭にはマジックナンバーと呼ばれる識別子を付けることもある。

プロトコル
 通信プロトコルの場合、プロトコルヘッダーと呼ばれる。
 通信プロトコルは何らかの情報を運ぶ役割を担うが、その内容、素性についての情報を持つ。
 例えば、TCP/IPのデータパケットの先頭にはIPヘッダーと呼ばれるヘッダーが付いている。

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