タスク |
辞書:電算用語の基礎知識 計算機OS機能編 (TCOS) |
読み:タスク |
外語:task |
品詞:名詞 |
オペレーティングシステムにおける処理の単位。プログラマーから見た処理の一単位である「プロセス」と、ほぼ同義である。
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概要 |
マルチタスクシステムでは、一度に複数のプログラムを実行することができる。この時、並列で実行されるプログラムの単位をタスクという。
一般的には、タスクはシステム内に一つのプロセスとして作られ、これは更に一つ以上のスレッドを生成し、OSが時分割でCPUの実行時間を割り当てる単位としている。
特徴 |
動作 |
ある時点において実際に実行されるタスクは、一つのプロセッサーコアあたり一つのみである。
小規模な組み込み向けの環境を想定すると、CPUのコアは一つのみの場合が多く、その場合2つ以上のタスクが同時に実行されることはない。
近年では組み込み向けの環境でもマルチコアのCPUが増えているが、この場合、同時に複数のタスクが動作するため、タスク間通信などでの連携がより重要になる。
分類 |
システムは、処理を大きくタスクで管理する。
一度に実行できるタスク数に応じて、次のように分類される。
シングルタスクの場合は同時に一つしかタスクを実行できないが、マルチタスクの場合は複数のタスクを見かけ上同時に実行できる。
時分割でタスクを次々に切り換えることで見かけ上同時に実行することになるが、この時実行権を渡す、つまりタスクを切り替えることを「ディスパッチ」という。
リンク |
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