サーバー (Mastodon)
読み:さーばー
外語:server

 Mastodonが稼働している一つのサーバーのこと。かつては「インスタンス」と呼ばれていた。
目次

概要
 当初はインスタンスと呼ばれ、単にサーバーと呼ぶよりも機能面を重視した特別な呼び方ではあったが、日本のみならず世界中で今ひとつなじみの薄い単語だったことが災いし、あまり理解が進まなかった。
 そのため、改名については議論は全く広まっていないが2019(平成31)年2月5日にRename from instance to serverコミットがmasterにマージされ、結果として2019(平成31)年2月17日リリースのMastdon 2.7.2からは「サーバー」と呼ばれるようになった。

特徴
 Mastodonは、複数のサーバー(インスタンス)を結びつけて機能する分散型SNSである。
 そこで分野ごとに分かれて一つのサーバー(インスタンス)を作り、それを結びつけて全体的なSNSを構築することになった。その一つ一つがサーバー(インスタンス)である。
 ルールはサーバー(インスタンス)ごとに決めることができる。どこかの中心的な権力に従う必要はなにもない。これが、MastodonというSNS誕生の理由でもある。
 Twitterでも、大所帯の中でのべつ幕無しにフォロー/被フォローするわけではなく、「クラスター」という目に見えないしシステムにすらもない狭い範囲内でフォローし合い交流し、時々クラスター外の有名人をフォローしたりするのが一般的である。Mastodonの場合、このクラスターごとに本当にサーバーを分けた、と表現できる。つまり、Twitterでいうクラスターが、Mastodonでいうサーバー(インスタンス)に相当するが、実際のMastodonでは、各サーバー(インスタンス)内でも目に見えないクラスターが生じるので、完全にイコールという訳ではない。

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