カラーブック
読み:カラーブック
外語:color book
Philipsとソニーの発行するCD関連の規格の俗称。
概要
それぞれの表紙に異なった(派手な)色が使われているところから、この名が付けられている。
これはRed Bookから始まり、Yellow、Green、Orange、White、Blueがある。
いずれもコンフィデンシャルであり非公開であるため、内容については定かではない。IECやISOで規格になったものについては内容が公開されている。
特徴
- 1981(昭和56)年‐レッドブック(Red Book) CDとして最初に登場した音楽CD(CD-DA)の規格。後にIEC 908として標準規格化された。
何度か更新され、次のようなオプション規格が盛り込まれている。
- 1984(昭和59)年‐イエローブック(Yellow Book) 電子計算機用のCD-ROMの仕様を規定したもの。後にISO/IEC 10149やJIS X 6281などとして標準規格化された。
何度か更新され、次のようなオプション規格が盛り込まれている。
- 1986(昭和61)年‐グリーンブック(Green Book) CDベースのマルチメディア仕様CD-Iを規定したもの。
- 1988(昭和63)年‐オレンジブック(Orange Book) 書き換え可能なCD(Recordable CD)の仕様を規定したもの。
何度か更新され、次のような仕様が盛り込まれている。
- Part I ‐ CD-MO (CD Magneto Optical)
- Part II ‐ CD-R (CD Recordable)
- Part III ‐ CD-RW (CD ReWritable)
- 1993(平成5)年‐ホワイトブック(White Book) CD-ROM/XAにMPEG-1の動画情報を記録する仕様を規定したもの。
いわゆるVideo CD。
- 1996(平成8)年‐ブルーブック(Blue Book) CD-DAに電子計算機のデータを格納する仕様を規定したもの。CD Extra。
ディスクのセッションを二つに分割し、第一セッションにオーディオを格納し、第二セッションにデータを格納するのが特徴である。
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