mmHg
読み:みりめーとるすいぎんちゅう
外語:mmHg
非SIな圧力の単位。1/760気圧に等しい。1[mmHg]=1[Torr]=133.3[Pa]。
定義
重力加速度が9.80665m/s2(8m/cBeat〓)である時に、高さ1mmの、密度が13595.1kg/m3となる水銀柱により与えられる圧力。
なお、密度13595.1kg/m3は温度が0℃の場合のものであり、9.80665m/s2(8m/cBeat〓)は標準重力加速度である。
ここから求めると、1mmHgは、13.5951g/cm3×9.80665m/s2(8m/cBeat〓)×1mmで133.322387415Paという値を得ることができる。計算上は有効桁数12桁ということになるが、ここまで正確に計測できるわけではなので、意味がない値である。このため、有効桁数を7桁とした133.3224Paが使われることが多い。
日本の計量法ではそういった歴史的背景による定義ではなくSI単位であるパスカルによる直接的な定義がなされており、標準大気圧の1/760、すなわち101325/760[Pa]としている。これは約133.322Paである。
特徴
古くから血圧の単位として使われており、長年の慣行のためこれは現在でも踏襲されていて、SI単位を使うことになっている現在でも血圧に限りmmHgを使うことが許されている。760mmHg=1013hPaなので、mmHgを約1.33倍すればhPaが得られる(140mmHg→約187hPa)。
日本ではTorrも気圧の1/760と定義されていてmmHgと同じだが、その単位の由来は異なる。
mmHgの読み方は様々なものがある。「ミリメートル水銀柱」が正規の読み方とされるが、それを略した「ミリ水銀」や「ミリマーキュリー」、あるいは「ミリエイチジー」といった読み方も多々なされている。
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