XOP
読み:エックスオウピー
外語:XOP: eXtended Operations

 AMDの新コアBulldozerから搭載された拡張命令群。
目次

概要
 AMDはSSE5というSIMD命令の搭載を予定していた。
 しかしその後、IntelがIntel AVXを発表しVEXプリフィックスを導入することにしたため、AMDはこの仕様に準じるためにSSE5の採用を撤回、AVXに無い命令を独自拡張として搭載する方針に変更した。
 このうちの一つが、XOP(eXtended Operations)である。

特徴

機能の有無判別
 EAX=80000000HでCPUID命令を実行し、返却値EAXの最上位ビットが1となる拡張CPUID対応環境で、かつEAX=80000001HでCPUIDを実行した結果得られたECXレジスターのビット11が1のとき、XOPに対応する。

符号
 歴代SSEとIntel AVXまでの命令に足りない命令や、Intelにない4オペランド命令などの追加を主とする。
 この際、独自拡張命令をVEXプリフィックスで表現すると、いずれIntelの命令とオペコード衝突を起こす可能性があったため、AMDはVEXに似た方法で、かつ別のオペコードでこれを表現することにした。このプリフィックスをXOPプリフィックスという。

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