Turion 64
読み:テュリオン-ろくじゅうよん
外語:Turion 64

 AMDの開発したモバイル向けIA-32アーキテクチャーマイクロプロセッサーのブランド名。2005(平成17)年1月7日にInternational CESにおいて正式発表した。
 開発コードネームは "Lancaster"(ランカスター)で、90nmプロセスルールの製品である。Athlon 64より低電圧で動作させることが可能。
 IntelがPentium Mと周辺チップセットを含めたCentrinoモバイルテクノロジ(CMT)をリリースして以降、AMDはその対抗製品を提供できなかった。一応モバイルAthlon XP-Mという製品は存在したが今ひとつパッとせず対抗にはならず、またその後のモバイルSempronも対抗はあくまでCeleron-Mだった。Turion 64はAMDとして初めてCentrinoに対応するもので、スリムノート市場にもようやくマイクロプロセッサーの選択肢が与えられることになる。
 Turionという名は "Tour" から作られた造語で、旅行に出かける、といった意味が込められているとされる。

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