SPI
読み:エスピーアイ
外語:SPI: Serial Peripheral Interface
米国モトローラ社(現在フリースケール社)が提唱した、3線式の同期式シリアル通信インターフェース。
概要
SPIは、マスタとスレーブ間における、非同期(全二重/半二重)または同期のシリアル通信を提供する。
基本的にはオンボードにおける通信方式で、物理層付近を規定した仕様であり、明示的な、上位の通信プロトコルや誤り訂正、データ長などの定義は存在しない。
現在ではI〓Cとともに主流となっている。
メーカーによりSSI(Serial Synchronous Interface)とも呼ばれることもあるが、SPIの方が一般的である。
特徴
SPIは、マスターICとスレーブICとの通信を行なうものである。
通信は、次の信号線を使う(信号線名はメーカーにより異なる)。
- SCK クロック
- SI データ入力
- SO データ出力
-  ̄(CS) チップセレクト(または ̄(SS)=スレーブセレクト)
データラインは単向通信方式である。双方向通信が必要であれば、データラインは2本必要となる。
チップセレクト(またはスレーブセレクト)は、通信するチップが一つだけの場合は不要である。相手先の ̄(CS)をGNDに落としておくだけで良いため、この場合は通信線を一つ省略することができる。
なお、共通のグランドラインが必要である。基本的にオンチップであることを想定していることから、GNDについては敢えて信号線としては扱っていない。
2本線で済むI2Cと比較すると線数が多く必要であるが、高速な通信が可能である。
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