Penryn
読み:ペンリン
外語:Penryn

 IntelIA-32アーキテクチャーマイクロプロセッサーの開発コードネームの一つ。
目次

概要
 Intel初の45nmプロセスルール世代の製品である。微細化に伴うリーク電流(漏れ電流)問題を解決するため、今回から新素材を採用した。
 ゲート絶縁膜は、従来のSiO2(二酸化珪素)から高誘電率(High-k)材料に変更した。
 ゲート電極は、従来のポリシリコンからメタルゲートに変更した。
 これによりリーク電流が従来の1/100程度にまで減少させることに成功した。かくして集積度を向上させることができ、今回も無事にムーアの法則を守ることができたのである。

特徴

コア
 コア数に応じて、次のプロセッサーコアがある。

仕様
 45nm Intel Core 2 Quadコアの例。
項目特徴
マイクロアーキテクチャーCoreマイクロアーキテクチャー
コアのクロック周波数3GHz以上
FSBクロック1333MHz、1600MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ 
1次データキャッシュ 
2次キャッシュ6Miバイト(二つのコアで共有) ×2
製造プロセスルール45nm
ダイサイズ107mm2
集積トランジスタ数8億2000万個
 主な対応機能に、次のようなものがある。

構造
 Yorkfieldはクアッドコアだが、ネイティブなクアッドコアではなく、デュアルコアのダイを二つ封入したものである。
 そして、2次キャッシュは各ダイごとにある。Yorkfieldの場合、ダイ一つに2コア共有2次キャッシュ6Miバイトなので、合計で12Miバイトとなる。

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