PETSAT
読み:ペットサット
外語:PETSAT: Panel ExTension SATellite

 パネル展開型多目的衛星。
目次

概要
 「まいど1号」を計画した東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)と、東京大学大学院の中須賀真一助教授(航空宇宙工学)の研究グループなどが組んで開発を目指している多目的超小型衛星である。
 PETSATの実験機は二機あり、SOHLA-1、SOHLA-2と呼ばれる。このうち、最初に成功した衛星に「まいど1号」の名が与えられる、とした。いずれも、雷雲の観測を行なう計画である。
 この二機の実績を元に、雷雲観測以外にも使える、汎用小型衛星PETSATの実用化を目指す。

特徴

仕様
 CPU太陽電池、制御機器などを組みこんだパネルを標準化し、必要に応じて組み合わせて用いる。パネル1枚は30cm〜50cm四方、厚さは3cm〜5cm、重さは3kg程度となる。
 小型衛星の開発費は通常数十億円規模となるが、PETSATなら最低5000万円程度から開発が可能で、打ち上げ費用含めて最低1億円程度から実現可能となる見込みである。
 大阪府東大阪市の中小企業グループは、PETSATのうち、カギとなるパネル同士の接続部の構造、および素材に関する技術開発を行なう。

SOHLA-1
 PETSAT研究開発における、1号機の開発コードが「SOHLA-1」である。
 実際に製造し、宇宙空間で実証実験を行なう。
 2009(平成21)年1月23日、打ち上げに成功した。

SOHLA-2
 PETSAT研究開発における、2号機の開発コードが「SOHLA-2」である。
 SOHLA-1の実績を元に、PETSATが目標とするものを形とする、発展形の実験衛星。

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