M106
読み:エムひゃくろく
外語:M106

 りょうけん座に見られる銀河。渦巻銀河りょうけん座I銀河群に所属する。
 別名NGC 4258、UGC 7353、MCG+08-22-104、PGC 39600。
 位置は2000年分点で赤経12h 18m 57.52s、赤緯+47°18′14.2s。実視等級9.10等。銀経138.3°、銀緯+68.8°。距離は2,000万光年。実視寸法18×8′。タイプSAB(s)bc;LINER Sy1.9。
 1781(天明元)年にメシアンによって発見された。本来のメシエカタログには記載されていない天体であるが、メシエが存在を知っていたことが明らかであるということから、メシエ天体に加えられた。
 電波観測の成果により、活動銀河核(AGN)にあると考えられてきた巨大ブラックホールの証拠が発見されている。M106から放射されている水蒸気分子の出す強力なメーザーの観測(波長は約1.3cm)がそれである。毎秒1000kmという途方もない速さで中心核の周りを運動している分子ガスの存在が明らかになり、その運動の詳細解析などの結果、この中心に太陽質量の3900万倍という質量を持つ巨大ブラックホールの存在が示された。

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