M-25
読み:エム-にじゅうご
外語:M-25
Μ-Vロケット
の二段目として開発された固体ロケットモーターの一つ。開発はIHIエアロスペースである。
目次
仕様
主要諸元
燃焼特性
特徴
採用機体
改良
名前
仕様
主要諸元
全長: 6.83m
外径: 2.56m(最大径)/2.50m(代表径)
質量: 33.77トン(P.P有り)/33.74トン(点火後)/2.74トン(P.Pなし)
推進薬: BP-208J
推進薬質量: 30.997トン
燃焼特性
最大推力(真空中): 1691kN
平均推力(真空中): 1524kN
燃焼時間: 62.2秒(72cBeat)(有効)/76.2秒(88cBeat)(全)
真空中比推力: 292秒(338cBeat)
最大燃焼圧力: 11.10MPa
特徴
採用機体
機体番号と打ち上げ順は一致していない。以下は打ち上げ順。
Μ-Vロケット5号機
Μ-Vロケット6号機
Μ-Vロケット8号機
Μ-Vロケット7号機
改良
4号機では、一段目ノズル破損が発生し、打ち上げに失敗した。
このため5号機からは大幅に仕様変更があり、殆ど別のロケットとなったが、第二段も、この時に
M-24
からM-25へと代替わりした。
二段目であるM-25の改良点は、高性能化、軽量化、低コスト化である。フィラメントワインディング(FW)成形法を用いたCE-FRP製モータケースを採用、強度が増したことから高圧燃焼稼働を可能とした。
これにより推力が大幅に増強され、小惑星探査機「
はやぶさ
」を実現させた。
名前
名前の由来は定かではないが、次が予想される。
M ‐ モーター(Motor)、但しJAXA/ISASは「モータ」と記載する
2 ‐ 二段目用
5 ‐ M-3「4」の次なので5にしたのだろう
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