Intel AVX2
読み:インテル-エイヴィーエックス-トゥー
外語:Intel Advanced Vector Extensions 2
Intel
のプロセッサーの開発コードネーム「
Haswell
」から搭載された、拡張命令セット。
目次
概要
特徴
機能の有無判別
整数のSIMD演算
概要
Sandy Bridge
から搭載された
Intel AVX
の拡張。
次のような拡張が施されている。
浮動小数点のFMA(
積和演算
)に対応
256ビット長の整数ベクトル演算(整数演算SIMD機能)に対応
また、性能も約2倍になっているとされる。
後継仕様は、512ビット長に対応するIntel AVX-512(通称AVX3)である。
特徴
機能の有無判別
EAXレジスターに7、ECXレジスターに0を代入して
CPUID命令
を実行し、EBXレジスターに得られたフラグのビット5が1のとき、Intel AVX2に対応する。
Intelは
Haswell
以降で対応する。AMDはExcavatorコアより対応する。
整数のSIMD演算
整数のSIMD演算(ベクトル演算)は、
MMX
の64ビットレジスターに始まり、
SSE2
で128ビットレジスターとなり、今回のAVX2で256ビットレジスターになったことになる。
SIMDを使う処理の中でも、
ビデオコーデック
は整数演算が多いことから、整数のSIMD演算性能向上はエンコード/デコードの速度の向上に繋がる。
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