類人猿
読み:るいじんえん
外語:anthropoid ape
進化学的に、人間に近縁の猿、人に類する猿、のこと。エイプ(ape)。
概要
一般的にはヒト上科に属する動物のうち、人類を除いたものを指す。
但し、時にヒトを含めてエイプと呼ぶこともある。広義のエイプはヒト上科と同義である。
系統樹
学名の分類において上位で別れるほど、ヒトの系統と早く別れ、ヒトと遠縁であることを示す。
- (共通の先祖)
- 原猿類 [6500万年前に分岐]
- 真猿類(真猿亜目)
- 広鼻猿類(広鼻下目) (新世界ザル) [4000万年前に分岐]
- 狭鼻猿類(狭鼻下目)
- オナガザル上科 [3000万年前に分岐]
- ヒト上科 (↓ここから下が類人猿)
- テナガザル科
- ヒト科
- オランウータン亜科 [1500万年前に分岐]
- ヒト亜科
- ゴリラ族 [1000万年前に分岐]
- ヒト族
- チンパンジー亜族(ショウジョウ亜族) [600万年前に分岐]
- ヒト亜族
ヒト亜族の分岐
- およそ600万年前に、類人猿から、ヒトの系統とチンパンジー・ボノボの系統とが分岐した
- およそ560万年前、原始的な人類(猿人)のアルディピテクス属が生まれた
- およそ420万年前、更に進化した猿人のアウストラロピテクス属が生まれた
- およそ230万年前、最初のホモ属である原人ホモ・ハビリスが生まれた
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