近親相姦
読み：きんしん-そうかん
外語：incest

　血縁関係の近い男女が性的な交わりをすること。こうして子作りをすることを近親交配という。人類の三大タブーの一つとされている。
目次
概要
　海外では、法律で近親相姦を罰している国もある。日本では、近親婚は禁止されているが近親同士での性的関係そのものを罰する規定はない。
　民法で云うところの近親婚は、直系血族全て、三親等内の傍系血族、直系姻族、である。離婚などで解消しても、血縁関係の解消とはならないため認められない。
　「いとこ」は傍系の四親等となるので、これは近親婚にはならず、結婚が認められる。
特徴
　近親相姦が良くないと言われているのは、倫理観といった近代的な道徳価値観だけではなく、生物学的に問題があるためである。
　血縁関係が近いもの同士は遺伝子の同じ部位に変異が起こっている可能性が高い。遺伝子は父母から受け継ぎ一組となるが、仮にどちらかに問題があっても、もう片方が正常で機能していれば健康被害がないことが多い。しかし双方とも同じ変異があれば機能する遺伝子がなくなるため、いわゆる畸形や身体障害など先天的な問題を発現させる確率が高くなる。
　つまり、近親相姦でできた子供は正常に働かない遺伝子を持つ可能性が高いため、可能な限りするべきではないとするのが現代の主流の考え方である。
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