誘電率
読み:ゆうでんりつ
外語:permittivity
物質の分極のしやすさを表わす指標。電媒定数ともいう。
概要
電束密度Dと電場Eとの関係 D=εE を与えるεをいう。
等方性物質では通常定数だが、異方性物質では二階のテンソルとなる。このうちの主軸は電気的主軸、主値は主誘電率という。
特徴
例
常温常圧で水は80程度、一方で油は2〜3程度と水に比べて低い。
誘電率の値が近い液体同士は、互いに混ざり合ったり一方を他方で溶かしたりできる。逆に、その値が離れている物質同士は互いに反発し合う。水と油がうまく混ざり合わないのは、この誘電率の差が邪魔しているためである。
コンデンサー
コンデンサーにおいては、静電容量Cと極板A及び極板間距離dとの間の比例定数。単位は「F/m」。
誘電率をε、比例定数をkとすると、「ε≡1/4πk」で表わされる。
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