西ナイル熱
読み:にしナイルねつ
外語:West Nile Fever
頭痛や発熱を引き起こし、時に脳炎を起こして死に至ることもある悪性伝染病。西ナイルウイルスへの感染により発症する。
1937(昭和12)年にアフリカで初めて確認された。アメリカでは1999(平成11)年にニューヨーク市で死者が出、2002(平成14)年にはアメリカやカナダの東部を中心に蔓延している。2005(平成17)年までで日本では一例も確認されていないが、それも時間の問題であるとの認識が広い。そこで厚生労働省は2005(平成17)年10月20日に米国で流行している西ナイル熱が日本に上陸する事態に備え、国内で感染者が見つかった場合は周辺地域での献血を制限して感染を防ぐ、などの対応を発表している。
西ナイルウイルスは蚊により媒介される。媒介する蚊の種類は多く、一説では20種類以上あると言われる。
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