素子
読み:そし

 電子回路を構成する回路部品のこと。
目次

概要
 電子回路に使われる素子は、概ね、次のように分類可能である。

特徴

線形
 線形素子は、掛けた電圧比例する電流が流れる特性を持った素子である。
 非線形素子は、そうではない特性を持ったもので、交流から直流を作る、といった場合に用いられる。

三端子
 三端子素子は、主たる二端子に加え、第三の制御電極を持つ素子である。主端子間を流れる電流を、制御電極に掛ける電圧によって制御することができる。トランジスタなどに代表される。
 トランジスタなどは非線形であるが、しかし線形な部分のみを利用することもある。三端子素子においては線形か非線形かは本質的ではなく、制御電極の有無が重要な要素なのである。

能動・受動
 エネルギーを作り出す能力があるものを能動素子、さもなくば受動素子という。
 発電機太陽電池、マイクロフォンなどが能動素子であるが、しかし永久機関が存在しない以上、エネルギーを作り出すとは言っても、電気エネルギー以外のエネルギーを電気エネルギーに変換する、といったエネルギー変換を行なうものしか無い。

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