恒星日
読み:こうせいにち
外語:sidereal day

 恒星の見かけ上の日周運動に基づく一日の長さで、つまり自転周期のこと。なお、通常は一日を太陽日で数える。
目次

概要
 地球が360°自転するまでに要する時間をいう。
 より具体的には、ある恒星が子午線を通過し、再度通過するまでの間の時間をいう。
 また、恒星時における深夜0時は、春分点が子午線を通過する時刻とする。
 実際の恒星の動きに基づいた視恒星日と、平均春分点の子午線通過に基づく平均恒星日とがある。

特徴

視恒星日
 視恒星日は23.9344696時間であり、約86,164秒である。
 視恒星日は平均太陽日(86,400秒)よりも約3分56秒短いことになる。これは、地球が公転しているためである。
 地球の公転周期は約365.2422日であることから、視恒星日と平均太陽日との差は、次のように求められる。
 (360°/約365.2422日) × (86,400秒/360°) = (86,400秒/約365.2422日) = 約236秒/日 = 約3分56秒/日

公転
 一日の長さは地球の自転を基準とするが、より実際には太陽の動きが基準となっている。
 地球は自転すると共に、順行つまり公転方向と同じ方向に対して公転もしており、その公転角度は毎日1度弱となる。太陽に対して見かけ上、同じ角度になるためには、実際には360°よりも多く自転する必要があることになる。これに、約4分を要していることになる。

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