劇症肝炎
読み:げきしょう-かんえん
肝炎のうち、短期間のうちに肝臓広汎に壊死を生じ、黄疸、出血傾向、精神神経症状(肝性脳症)などの肝不全症状を呈する病態のこと。
定義
本邦においては、肝炎による症状が出現後、8週間以内に肝性昏睡II度以上の脳症を来し、プロトロンビン時間40%以下を示すものを劇症肝炎と診断する。
また、発病後10日以内に脳症が出現するものを急性型、それ以降に出現するものを亜急性型とする。
病因
肝炎ウイルス感染、薬物アレルギー、自己免疫性肝炎などが原因となる。
病態
肝炎一般の自覚症状である、食欲不振、悪心、嘔吐、全身倦怠感などが見られる。
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