副甲状腺
読み:ふくこうじょうせん
内分泌腺の一つ。上皮小体ともいう。通常は5mm程度と米粒程の大きさをした長楕円系の臓器で、色は茶褐色。甲状腺の裏側に皮膜に包まれて、通常は左右に一対ずつ(4個)付いている。
この臓器はカルシウムと燐の血中バランスを調整する働きを有する。ここから副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン)が分泌され、このホルモンがカルシウム代謝に関係する。
もし副甲状腺が肥大化するとその機能も亢進し、血中カルシウム濃度が高くなり過ぎてしまう。このため腎臓や血管などに石灰化を来たしたり、あるいは筋肉の痙攣を招いたりといった症状を示すようになる。通常の大きさでは超音波では検出できないが、肥大化したときは高確率で検出可能。
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